接客販売が楽になる考え方

オンラインショップの価格に勝てない時には

2019年7月28日

vol.254

おはようございます!
広島・ブリング トゥ ザ テーブルの
矢島 真紀です。

 

7月も終わりに近づき
最終セールが佳境を迎えていますね。

というのは
店頭ではなく
インターネットの話。

毎日のように
最終値下げ!
さらにオフ!
みたいなメールが届いています ^_^;

 

今さらではありますが
今年のセールは
百貨店ブランドのお洋服を
初めてインターネットで購入してみました。

私としては
店頭でのお買い物を応援したいですが

使ってみると
正直なところ

とても便利でした。

 

しかも
オンラインショップ限定の割引
というのもあるんですね。

3日間限定で
2点購入すると更に10%オフ!とか。

 

公式オンラインショップでこんな特典があると

購入する側としては
同じものを
より安く買えることは嬉しいのですが

ブランドや店舗を維持していくことを考えると
少し心配になってしまいます。

 

先日こんな
出来事がありました。

私は、お洋服を買う時には
試着をしたいので
通常は店頭で購入します。

でも
セールが始まっても
見に行く時間がなかったので
オンラインショップでチェックしていて
近々行けたらいいなと思っていました。

 

すると
例の、2点購入すると10%オフ!
3点購入すると15%オフ!
というメールが届いたのです。

せっかくなので
この機会に足を運んでみようと思い
百貨店の店頭に行きました。

 

セール期間中だからか?
子連れだったからか?
私の顔が怖かったのか??(笑)
接客されることはなく

気になるものを選び
試着をするために
販売員さんに声をかけました。

試着をして
購入しようと思ったのですが

店頭には
例の2点購入で~の表示がない??

 

で、黙って帰って
オンラインで注文しても良かったのですが

もし同じ条件なら
店頭の売上になった方が
いいかなと思って

恐る恐る聞いてみました。

「こんなこと聞いて申し訳ないんですけど
 オンラインショップを見て来たんですが
 3点購入で15%オフになるんですか?」と。

すると
販売員さんの表情が少し曇って

「それはオンラインだけで、
 店頭ではやっていないんです」と言われて

オンラインは人件費がかからないけど
店頭は人件費がかかるからと、説明されました。

 

試着室で着替えながら
これまでの販売員さんとの
関わり方を考えても
申し訳ないけどオンラインで買おう
と思って
試着室から出ると

もう、その販売員さんの姿はありませんでした(笑)

 

想像でしかありませんが
もしかしたら
この販売員さん、

接客しても接客しても
オンラインで買うと言われ続けて
悔しい思いをしていたのかもしれません。

それが3日も続けば
腹が立つのもわかります。

 

ただ
接客が良ければ
特典が受けられないとわかっていて
購入してくださる方がいらっしゃるのも
経験上、事実です。

 

また、接客の中で
最後の場面の印象は
また来たいかに影響するという
データもあります。

今回は購入してもらえなくても
次につなげることも
できるはずです。

 

社内の仕組みが
もう少し販売員さんに優しくなるといいなと
思いますが

店頭の価値を高めていかなくては
オンラインに流れてしまうことは
必然なのだなと
改めて感じました。